多汗症 原因と治療
多汗症の原因はいろいろです。また原因のはっきりわからない多汗症もあります。
他の病気が原因となって多汗症になる場合もあれば、精神的緊張が多汗症を引き起こすこともあるようです。
また、熱いもの・辛いものを食べたときにも汗は出ますが、これは多汗症とは関係ないでしょう。
手のひらに異常に汗をかく場合は手掌多汗症という病気かもしれません。
足のにおいも多汗症とも考えられます。足の汗が多いために足裏の角質がふやけて細菌が繁殖してにおいが発生すると考えられています。
多汗症では、手に汗をかく人は、足にも汗をかきやすい人が多いようです。
わきがは、外国人の場合は体質的・遺伝的なものが多いようですが、日本人のわきがは多汗症との関連が多くみられます。わきがの3大原因は、発汗・細菌・腋毛といわれますが、多汗症はこの発汗と大きく関わっています。
多汗症の治療には、内服薬・外用薬・手術・ボトックス注射などがあります。多汗症の内服薬としては、コリン製剤や向精神薬などがありますが、効果は一時的でさまざまな副作用があるので慎重な利用が望まれます。多汗症の外用薬には、塩化アルミニウム液を使用したものがあり、わきなどの局所的な治療に有効とされていますが、副作用も報告されていて否定的な意見もあります。
皮膚科などでの専門的な多汗症の治療としては、イオントフレーシスがあります。水道水に発汗を止めたい部位を浸し、そこに電流を流す事で発汗が抑制されるといいうものです。水で効果が出ない場合は、抗コリン製剤を局所的に導入することで治療効果が上がるといいますが、やはり抗コリン製剤を使用する場合、多少の副作用が考えられます。多汗症の程度によっては、複数回の治療が必要なので慎重に検討すべきです。